7月は人事にとって戦々恐々
ご覧いただきありがとうございます。
7月ですね。
企業の人事で働いているときは、
毎日怖々と仕事をしていました。
なぜかというと、、、
・新人研修OJTが終わる
・夏のボーナスが出た後
というビッグイベントが重なるからです。
重なるとどうなるかって?
退職相談が増えるんですよ。
一個人としては、転職は応援したくなるので、
「頑張ってください!」
とだけ言って送り出せればいいのですが、
みんながみんな、ポジティヴな理由で退職を決意しているわけではありません。
やりたいことがあるから辞めます。→頑張れ!
キャリアアップのために辞めます。→頑張れ!
ワーホリ、留学します。 →頑張れ!
みんながこんな理由なら毎日震えないです。
一身上の都合のため退職します。 →ちょっと待って。
実家に帰るので辞めます。 →ちょっと待って。
「一身上~」で辞める場合、
もちろん、退職願や上司に報告するのは、これでOKです。
ですが、採用した方が退職するとなった場合、
退職後に「何が理由で辞めたのか」を人事チームは話し合います。
※私の経験上、話し合わない企業は限りなく黒に近いグレーでした。
その話し合いのときに理由がわからないのです。
ここはぶっちゃけちゃっていいんです。
「実家に帰るので~」など外的要因が原因で辞める場合、
企業の福利厚生を確認してください。
・介護休暇があるのに使わずに退職
・支店があるのに異動希望を出さずに退職
・休職制度があるのに退職
福利厚生を知らずに退職をして、
「在職中に教えてくれれば辞めませんでした」
と退職後に泣きつかれることがよくあります。
福利厚生は企業所属労働者の特権です。
フル活用しましょう。
わからなかったら、人為担当者に聞きましょう。
・職場環境が良くないので辞めます。
・ハラスメント系
・給与や、休暇など採用条件との違い系
↑悲しいことに、良くいます。
そして、さらに悲しいのは本意とは違う理由で退職を申し出て、
退職後に発覚するということです。
この場合、一刻も早く辞めて、
自己都合ではなく、会社都合の離職票を書かせましょう。
企業の人事担当者の場合、こういう時は引き止めると思いますが、
すでに退職を決意するほど嫌な思いをしている場合、
「改善する」という約束を胸に戻ったところで、
心が折れてしますことが多いです。
しかも、そんな心が消耗している状況に自分を置くなんて、
時間がもったいないです。
サクッと会社都合で辞めて、違うフィールドを探しましょう。
で、冒頭に「一個人としては」と書いた理由ですが、
一会社員としては、基本的に引き止めなければならないからです。
「ボーナス出たし、タイミングいいよね」
「OJTで思ってたのと違う!って考える時期だよね」
と心では共感しても、
引き止めなければならないのです。
その葛藤が、会社員時代は一番つらかったです。
今はフリーの立場からアドバイスができるので、
こんなに悶々とすることはありません♪
まかない種は咲きませんが、
置かれたところで花を咲かせたくなかったら、
自分で環境を変えましょう。
最後に
「ここで通用しないと、どこ行ってもだめだ」
と言われたことがある人へ。
そこ以外で通用しない人のことは放っておきましょう。
自分の時間がもったいないですよ。
ご覧いただきありがとうございました。